「英語をやり直したいけど、何から始めればいいんだろう……」
そう思って、とりあえずオンライン英会話を始めてみた。でも、なかなか話せるようにならない。
そんな経験をしている方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、大人の英語やり直しに必要なのは、オンライン英会話+自主学習のセットです。
オンライン英会話だけでは、英語が身につくまでに時間がかかりすぎます。
にいな
国際結婚して20代のころからイギリス留学、オーストラリアでのワーキングホリデー、日本の大手英会話スクールでの講師経験を経て、今はマレーシアで英語を毎日使いながら生活しています。
その経験から、大人が英語をやり直すときに何が必要で、何が無駄になるかをはっきりと実感してきました。
マレーシアでも周りの日本人から「英語をやり直したい」という相談をよく受けるので、今回はそのノウハウを丁寧に解説します。
私が英語をやり直した話
学生のころの私は、英語が大嫌いでした。
テストのためだけに勉強していたので、ほとんど身につかないまま卒業。
「英語なんて一生使わないだろう」と思っていたくらいです。
ところが20代で「海外に行きたい!」という気持ちが芽生えて、いきなりイギリスへ語学留学することになりました。
英語の準備はほぼゼロのまま渡航したので、着いた初日は不安で心細くて、とにかく日本人を探すことから始まりました。
あの孤独感は今でも忘れられません。
イギリスで1年英語を学んだあと、オーストラリアへワーキングホリデーへ。
このときはイギリスでの経験があったので日常会話には自信がありました。
出発前の気持ちが全然違いましたね。準備があるとないとでは、現地での生活のスタートがまるで変わります。
その後、日本の大手英会話スクールで講師として働き、国際結婚してマレーシアへ。
今は英語とマレー語と中国語が飛び交うペナン島で、毎日英語を使いながら暮らしています。
子どもたちはマレーシアで英語・中国語・マレー語・日本語と4か国語に囲まれて育ちました。
英語環境で育った子どもたちを見ていると、大人になってから英語をやり直すことの難しさを改めて実感します。
だからこそ、やり直す方法を正しく選んでほしいと思っています。
なぜオンライン英会話だけでは英語が身につかないのか
マレーシアの日本人コミュニティでも「オンライン英会話を半年続けたのに、全然話せるようにならなかった」という声をよく聞きます。
理由は明快です。オンライン英会話は「知っている英語を使う練習」であって、「英語を知る場所」ではないからです。
たとえば料理に例えると、オンライン英会話はキッチンです。
キッチンで練習するには、食材(英語の知識)が必要です。食材なしにキッチンに立っても、料理はできません。
インプット(英語の知識を入れること)なしにアウトプット(話すこと)はできない。
これが、オンライン英会話だけでは限界がある根本的な理由です。
大人の英語やり直しに必要な3つのステップ
大人になってから英語をやり直すには、以下の3つのステップが必要だと考えます。
- ステップ1:使える英単語・フレーズを暗記する
- ステップ2:英語の音に耳を慣れさせる
- ステップ3:オンライン英会話でアウトプットの練習をする
ひとつずつ詳しく説明します。
ステップ1:使える英単語・フレーズを暗記する
英会話の基本は語彙力です。
マレーシアで英語を話す外国人を毎日見ていると、英語が上手な人は「単語数が多い人」だとよくわかります。
文法が多少おかしくても、単語が出てくる人の英語は相手に伝わるのです。
「暗記が苦手……」という声はよく聞きます。
私もそうでした。
でも避けて通れません。
ポイントは、よく使う単語とフレーズを優先して覚えることです。
英語の辞書をAから順番に覚えていっても意味がありません。
日常会話で実際に使われるフレーズをプロが厳選した教材を使うのが、もっとも効率的です。
マレーシアの英語の友人に「よく使う英語のフレーズを教えて」と聞いたことがありますが、正直「えーと……」と困っていました。
ネイティブでも「よく使うもの」を意識して話しているわけではないので、自分で探すより専門家がデータを元に作った教材を使うほうが断然早いです。
*フレーズ暗記のコツ*
- 1日1〜2フレーズから始める(無理に詰め込まない)
- 覚えたフレーズを紙に書いてトイレや冷蔵庫に貼る
- 入浴中・通勤中に音声を流して耳で覚える
- 覚えたらすぐオンライン英会話で使ってみる
私が英語教育の現場で長年見てきた中で、七田式の英語教材は特に暗記の効率が高いと感じます。
日常英会話で頻出の60パターンのフレーズを軸に、繰り返しの学習で定着させる設計になっています。
マレーシアを含む海外にも教室を展開しているグローバルな教育機関なので、英語の質も信頼できます。
七田式についてはこちらの公式サイトで詳しく書かれています
たった60日で英語が話せる!?<七田式>![]()
ステップ2:英語の音に耳を慣れさせる
マレーシアに来てすぐのころ、現地の人の英語がまったく聞き取れなくて本当に困りました。
マレーシア英語(マングリッシュ)は独特のリズムがあって、最初は別の言語に聞こえるくらいです。
大人が英語をやり直すとき、多くの人が「聞けない」という壁にぶつかります。
英語の音域は日本語とまったく異なるため、日本語の音に慣れた耳には聞き取れない音がたくさんあります。
解決策はひとつ。
とにかくたくさん英語を聴くことです。
私の体験では、マレーシアに来て半年ほど毎日英語を聴き続けたころ、ふと「あれ、前より聞こえる」と感じた瞬間がありました。
英語の音に耳が慣れてくる感覚は、ある日突然やってきます。
洋楽でも洋画でも、好きなコンテンツから始めて構いません。
ただし、ナチュラルスピードの英語は最初はかなり速く感じるかもしれません。
教材用の聴きやすい音声から始めると、耳が慣れやすくなります。
先ほど紹介した七田式の教材にはCDが付いていて、1.5倍速・3倍速の音声が収録されています。
教材用なのでとても聴きやすく、英語の音に耳を慣れさせるのに最適です。
ステップ3:オンライン英会話でアウトプットの練習をする

単語とフレーズのインプット、そして英語を聴く習慣ができてきたら、オンライン英会話でアウトプットの練習をしましょう。
オンライン英会話が大人の英語やり直しに向いている理由
- プライベートレッスンなので、下手な英語を人に聞かれない
- 相手が外国人なので、間違えても恥ずかしくない
- 1レッスン数百円〜と、通学型スクールより圧倒的に安い
- 自分の好きな時間に受けられる
マレーシアで周りの日本人を見ていると、「英語が話せない」と言いながら、いざとなると何とか伝えられている人がとても多いのです。
大人の日本人は中学・高校で英語の基礎を学んでいるので、案外英語の知識は残っています。
問題は「使う練習が足りない」ことと「英語を話すことへの抵抗感」です。
オンライン英会話はその両方を一度に解決できる、大人の英語やり直しにぴったりなツールです。
オンライン英会話を続けるための3つのコツ
- 曜日と時間を決めて習慣にする(例:月・水・金の21時)
- 目標を具体的に決める(「英検を受ける」「3か月でフリートークができる」など)
- まず無料体験を複数試して、自分に合うスクールを見つける
マレーシアで見てきた「英語ができる大人」の共通点
マレーシアには世界中からさまざまな人が集まります。
英語が流暢な人たちを間近で見ていると、共通する特徴がいくつかあります。
完璧を目指していない
英語が上手な人ほど、間違いを気にしません。
文法が多少おかしくても気にせず、まず伝えることを優先します。
私も今でもカタカナ英語が抜けきっていませんが、マレーシアでは毎日英語で生活できています。
毎日少しずつでも続けている
1日1フレーズでも、毎日5分でも聴き続けている人は確実に伸びます。
語学は「量」より「継続」です。
英語を楽しんでいる
英語が話せる外国人との会話を楽しんでいる人は、自然と語彙が増えていきます。
好きなことを英語でインプットする習慣(好きな映画を英語で見る、英語の音楽を聴くなど)がある人は上達が早いです。
まとめ:まず「インプット+オンライン英会話」のセットから始めよう

大人のやり直し英語で大切なことを整理します。
- オンライン英会話だけでは英語は身につかない(インプットがないと話せない)
- まずフレーズ・単語の暗記から始める(よく使うものを厳選した教材を使う
- 毎日英語を聴いて耳を慣らす(好きなコンテンツで続けやすく)
- オンライン英会話でアウトプットする(間違いを恐れず話す練習)
- 完璧を目指さず、継続を最優先にする
マレーシアで英語を使いながら生活してきた経験から、大人が英語をやり直すのに遅すぎることはないと感じます。
ただし、方法を正しく選ばないと、時間とお金を無駄にしてしまいます。
まずはインプット学習とオンライン英会話をセットで始めてみてください。
小さな一歩が、英語との大きな変化につながります。
オンライン英会話の選び方や比較はこちらの記事で詳しく紹介しています。


