【30年在住】マレーシアの生活費は月いくら?ペナン島の家族の家計簿|2026年版

マレーシア 物価

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マレーシアのペナン島はいくらで暮らせるのか。

結論から先にお伝えします。

ペナン島で日本人の夫婦2人が節約して暮らす場合、私が実感する生活費の目安は月およそRM3,600(約144,000円/1RM=40円換算)です。

ただし日本食中心の生活や、子育て・医療・教育費が加わると、この金額では収まりません。

にいな

私は1995年からペナン島に住んでいます。

国際結婚で、3人の子どもをこの国で育てました。在住は30年をこえます。

この記事の数字は、テレビやSNSで語られる一般論ではなく、私自身が30年間このペナン島で払い続けてきた家計の実感にもとづくものです。

この記事では、次のことを紹介しています。

  • マレーシア(ペナン島)の生活費が、項目ごとに月いくらかかるのか
  • 「月10万円で暮らせる」という情報の、本当のところ
  • 安さだけで移住して後悔する人と、うまくなじむ人の違い

数字はすべて2026年時点の目安です。

為替や補助金の状況は変わりますので、最新情報もあわせて確認してください。

マレーシアの生活費は月いくら?【2026年版の早見表】

マレーシア 費用

まず全体像です。ペナン島で日本人夫婦2人が「切り詰めた生活」をした場合、月の生活費はおよそRM3,600ほどでしょうか。

日本円にすると約144,000円です。

夫婦2人・節約スタイルなら月RM3,600(約144,000円)

この金額は、ぜいたくを我慢して、できるだけローカルの暮らしに寄せた場合の目安です。

ゴルフやスパ、頻繁な外食、日本食の買いだめなどは含んでいません。

逆にいえば、日本にいた頃と同じ感覚で暮らそうとすると、この1.5倍から2倍はかかると考えておいたほうが安全です。

何にいくらかかる?生活費の内訳

内訳は下の表のとおりです。

家賃と光熱費は夫婦でも単身でもほぼ同じ、食費と雑費は2人分で計算しています。

項目月額(RM)月額(約・円)
コンドミニアム家賃(ペナン島/KLはRM2,000以上)RM1,800約72,000円
食費(自炊中心・たまに外食)RM1,000約40,000円
光熱費・ネット代(省けない固定費)RM500約20,000円
交通費・雑費RM300約12,000円
合計RM3,600約144,000円

※価格は2026年時点の目安です。為替レートの変動により日本円換算額は変わります(上記は1RM=40円で計算)。医療費・教育費など家族分の費用は、後の章で別に説明します。

ペナン島の家賃はいくら?コンドミニアムの相場

生活費のうち、いちばん大きいのが家賃です。

ペナン島のコンドミニアムは、日本人が住むエリアでも、日本の都市部よりずっと安く借りられます。

夫婦向けのコンドミニアムはRM1,800前後から

プールやジムのついた中級コンドミニアムでも、月RM1,800ほどから探せます。

もう少し予算を上げれば、日本では手が届かないような広さと眺めの部屋にも住めます。

ただし、家具の有無や築年数、日本人に人気のエリアかどうかで、家賃は大きく変わります。

契約前の注意点は、こちらの記事に詳しくまとめました。

マレーシア賃貸で失敗しない!現地事情を徹底解説

クアラルンプールと比べると

同じ条件でも、クアラルンプールだと家賃はRM2,000以上します。

都市の規模が大きいぶん、KLのほうが物価も家賃も高めです。

ペナン島とKL、どちらが暮らしやすいかを比較した記事もあります。移住先を迷っている方はどうぞ。

ペナンとKL、移住するならどっち?在住者が両方の暮らしを比較

食費はいくら?現地食と日本食で倍以上変わる

食費は、何を食べるかで金額がまったく変わる項目です。

ここを見誤ると、「思ったより高い」となりがちです。

現地食が中心なら夫婦でRM1,000ほど

朝市で安い食材を買って自炊し、外食はローカル屋台。

この暮らし方なら、夫婦2人で月RM1,000前後に収まります。

屋台の現地風ラーメン(麺料理)は、1杯130円ほどです。

日本の味は、想像よりずっと高い

問題は、日本食です。日本食レストランでラーメンを頼むと、1杯1,000円近くします。

日本のフルグラは輸入品なので、1箱1,000円強です。

「現地の味で十分」と覚悟して来ても、日本で育った人ほど、日本の味が恋しくなります。

我慢を続けると、かえって食べたくなるものです。

マレーシア生まれ・マレーシア育ちのうちの家族でさえ、「たまには本格的な日本食が食べたい」と言います。

子育て中の食費

子どもがいる家庭では、食費はさらに上がります。

うちも3人の子どもがいますが、育ち盛りのころは大変でした。

家族で、おいしい日本食を食べに行くと、RM200ぐらいは必要です。

子連れでのマレーシアの食事事情は、こちらの記事にまとめています。

子連れマレーシア!子どもと食べられる現地の食事と注意点

光熱費・通信費・交通費はどれくらい?

家賃と食費以外の固定費です。金額は小さめですが、省きにくい出費です。

光熱費とネット代でRM500

電気代は、エアコンの使い方で変わります。

一年中暑いペナン島では、寝室のエアコンは欠かせません。

ネット代を合わせて、月RM500ほどが目安でしょうか。

ガソリンは外国人だと1リットル約130〜170円

マレーシアは産油国ですが、ガソリン(RON95)の補助金は自国民向けで、外国人は補助金の対象外です

外国人には市場価格が適用され、2026年時点で1リットルあたりRM3.27〜4.27(約130〜170円前後)です。

日本より少し安い程度、と考えておくとよいです。

それでも公共交通やグラブ(配車アプリ)は安く、車がなくても移動には困りません。

交通費と細かい雑費を合わせて、月RM300ほどをみておけば足りるでしょう。

医療費・教育費は家族でいくらかかる?

ここが、家族で移住する人にとっていちばん気になる部分だと思います。

そして、メディアではあまり語られない部分でもあります。

医療費

マレーシアの公立病院は、現地の人にはとても安いですが、外国人の料金は別です。

私立よりは若干安めですが、公立病院のサービスはひどく、日本人が受け入れるのは難しいでしょう。

そのため、日本人は私立のクリニックや病院を使うことが多く、その場合の費用は日本より安いものの、無料ではありません。

実際に胃の不調で私立病院を受診した時は、RM200ほどかかりました。

単なる風邪などでしたら、近くのクリニックでRM80ほどになります。

教育費

子どもの学校は、ローカル校、中華系の学校、インターナショナルスクールで、学費がまったく違います。

インターは年間で大きな金額になります。

うちの場合は、子どもはマレーシア人なので、公立小学校はお金がいりませんでした。

中学から3人とも私立になりましたが、それでも学費は年間約RM3,000〜6,000(日本円で約12万〜24万円前後)だったと思います。

インターナショナル校と比べると格安です。

長女は高校からインターナショナル校に2年行きましたが、ペナンで一番安い学校でした。

その当時は、約RM29,000ほどだったと記憶しています。

なぜマレーシアの物価は安いのか?

マレーシア 安い

そもそも、なぜマレーシアの物価は日本より安いのでしょうか。

理由は主に3つあります。

産油国であることと、政府の補助金

マレーシアは資源が豊富で、石油が採れます。

だからガソリンが安いのです。

さらに政府は、お米・砂糖・食用油など生活必需品に補助金を出しています。この恩恵は外国人でも受けられます。

ただし、以前あったガソリンへの補助金は廃止されました。補助金の対象は年によって変わります。

人件費の安さ

マレーシアでは、多くの外国人労働者が低い賃金で働いています。

そのぶん人件費が安く抑えられ、モノやサービスの値段も安くなります。

この構造の上に、私たち外国人の「安い暮らし」も成り立っています。

「安いから移住」で失敗する人・しない人

マレーシア 生活

ここまで数字を見てきました。

最後に、いちばん大事な話をします。生活費の安さだけを理由に移住すると、多くの人が後悔します。

分かれ目は「ローカル生活になじめるか」

安く暮らせるかどうかは、どこまで現地の暮らしになじめるかで決まります。

安い住居、朝市の食材で自炊、外食はローカル屋台、娯楽は無料の市内バスや太極拳。

この暮らしを楽しめる人なら、マレーシアは本当に安く暮らせます。

逆に、日本と同じ生活水準を求める人は、「思ったより高い」「我慢ばかりでみじめ」と感じがちです。

格差社会のマレーシアでは、質素に暮らす人と、驚くほど優雅に暮らす人が同じくらいいます。

日本人が住む街では、優雅な人のほうが目につきます。

ペナン島への移住で「失敗した」と言われた具体的な話は、こちらにまとめています。

ペナン移住で失敗?後悔しないために知っておきたいこと【在住30年が解説】

本当の優雅さは、お金ではなく「心のゆとり」

30年住んでみて思うのは、マレーシア暮らしの豊かさは、生活の派手さではなく、精神的なゆとりにあるということです。

日本人というだけで親切にしてもらえる場面が多く、時間にゆるい人たちと過ごすうちに、気持ちにゆとりが生まれます。

そのゆとりを深く味わうには、現地の人と仲良くなることです。

そのためには、かんたんな英語のやりとりができると世界が広がります。

英語が苦手な方向けの学習法は、こちらでご紹介しています。

【マレーシア移住に英語は必須】英語が苦手な人が英語を好きになる方法

まとめ:2026年のマレーシア生活費のリアル

にいなライフ

ペナン島で日本人夫婦2人が節約して暮らすなら、私が思う生活費の目安は月RM3,600(約144,000円)です。

現地の暮らしになじめれば、今のところまだ安く、楽しく暮らせます。

ただし、日本食や子育て、医療・教育費が加わると金額は上がります。

そして何より、安さだけを理由にすると、我慢の多さにみじめさを感じてしまいます。

ある程度の余裕をもって来ることが、マレーシア暮らしを楽しむコツです。

治安がよく、親日的で、ほどよくゆるい。お金の話を差し引いても、マレーシアはとても住みやすい国です。

この記事が、移住を迷っている方の判断材料になればうれしいです。

海外で子育てをするあなたへ ― 絵本『モモとハッピー』英語版

親子留学や移住で海外に来ると、子どもが英語で育っていきます。

うちの子どもたちも日本語の本が読めず、英語の絵本を探すことが多かったです。

私は、ペナン島で暮らす犬のモモと猫のハッピーを主役にした読み聞かせ絵本『モモとハッピー(Momo and Happy)』の英語版・全5巻を、Kindleで出版しました。

やさしい英語で書いた、3〜6歳ごろのお子さん向けの一冊です。親子で声に出して読んでいただけます。

Kindle Unlimitedなら追加料金なしで読めます。

日本語版も全5巻そろっていますので、「まずは日本語で」というご家庭にも安心です。

犬と猫の絵本『モモとハッピー』全5巻|AIで作った読み聞かせ絵本【Kindle】

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