マレーシアのペナン島は長期滞在や親子留学の人がたくさん住んでいるらしいけど、実際の生活ってどうなの?と気になる方へ。
ペナン島の基本情報や観光情報はよく見かけますが、実際の生活情報になるとまた違ってきますよね。
そこでペナン島に1995年から住んでいる現地在住者のにいながマレーシア生活やその中のペナン島生活について詳しくご紹介します。
この記事を読むとマレーシアペナン島での生活だけでなく、海外に住むことや海外で子供を育てるとはどういうことなのかなど、違った目線で海外生活について考えてもらえるかなと思います。
マレーシアペナン島はとても住みやすい場所ですが、国は自国民から守ります。他の国で生活するには自分の身は自分で守る覚悟をもって、「こんなはずじゃなかった」とならないようにしたいですね。
マレーシアペナン島の教育について
私はマレーシアペナン島で3人の子どもを育てました。
マレーシアは多民族国家のため公立の小中学校はそれぞれの言語を選べます。
うちは主人が中華系のため子どもたちの教育は中国語、英語がメインです。3人とも中国語メインの小学校へ通いましたが、中学からは別の選択になりました。
子どもたちの経験からマレーシアへ親子留学する方も、子供がどこの大学に行きたいか、どこの国で住みたいかなど最終地点を考えて学校選びをすることを強くおすすめします。
インターナショナルスクールから海外の大学へ
ペナン島にはおよそ10校のインターナショナルスクールがあります。親子留学のほとんどは、インターナショナルスクールに子どもを通わせています。
そのインターナショナルスクールが終わったあと、マレーシアからイギリスやオーストラリアなど他の国の大学へ行く場合はいくつかの方法があります。
- イギリス系のインターナショナルスクールでIGCSEを終了して大学準備コースへ行く。
- IGCSEを終了してマレーシアでAレベルを受けて大学へ行く。
- IGCSEを終了してマレーシアでIBを受けて大学へ行く。
- アメリカ系のインターナショナルスクールを終了して大学へ行く。
- 中国語のインターナショナルスクールでUECを終了して大学へ行く。
うちの長女はIGCSEを終了して、オーストラリアの大学準備コースへ行きました。
そのときのことはまた別の記事でご紹介します。
インターナショナルスクールからマレーシアの大学へ
インターナショナルスクールからマレーシアの大学へ通うのも、マレーシア以外の大学へ通うのとほぼ同じです。IGCSE、Aレベル、UECで大学が定める条件を満たせば入学が可能です。
また日本の高校を卒業した方は、その成績と英語力を証明する資格(TOEFLかIELTS)を満たせば入学できます。
マレーシアの大学ではアメリカ大学編入プログラム(ADTP)やツイニングプログラム(イギリスやオーストラリアの大学に転学)というのがあり、マレーシアの大学で数年勉強して海外の大学へ行くことも可能です。
UECを受けてマレーシアの大学に通っている長男の記事はまた別にご紹介します。
ホームスクールから大学へ
マレーシアではホームスクールがいくつかあります。ペナンにもいくつかのホームスクールがあり、うちは次女がホームスクールへ通っていました。
ホームスクールから海外の大学へ行くのはほとんど問題はありません。ただマレーシアの大学に通うためにはIGCSEをとる必要があります。
これはホームスクールによりますが、IGCSEを取り入れていないホームスクールになると、マレーシアの大学へ入るために自分でIGCSEを勉強する必要が出てきます。マレーシアの大学に入りたい方はIGCSEを教えているホームスクールを選ぶよう注意してください。
ペナン島の食事について
ペナン島の楽しみ食事についてお伝えします。
ペナン島はB級グルメが人気です。B級グルメとは屋台飯のような安くておいしい食事です。
屋台飯だと1食RM5(約130円)ほどから食べられます。屋台は衛生面が気になるから無理~!という方はレストランの食事になります。
レストランだと安いところでもRM10(約260円)ほどでしょうか。日本円にすると安く感じますが、同じような食事が屋台だと半額なので、屋台は地元の方でいつもにぎわっています。
写真は私の大好きな飲茶(点心)です。香港スタイルの飲茶が1皿RM2~(約54円~)食べられますよ。
実際私が食べている食事をこちらの記事でまとめています。
【マレーシア料理】現地在住者が食べたマレーシアの食べ物10品のご紹介!
ペナン島でペットと暮らすには
マレーシアはイスラム教の国でイスラム教の方は犬を触れません。そのため公共の場は犬の立ち入り禁止がほとんどです。しかしペナン島はリゾート地で海外の方が多く住んでいるので、ペットの犬を飼っている方もたくさんいます。
マレーシアで犬を飼いたいと思っている方は、ペナン島がおすすめです。
特にペナン島の北側にあるTanjung Tokongエリアのストレーツキー周辺は、朝夕たくさんの犬が散歩しています。海外で言葉が通じなくて焦るとき、ペットを通して地元の方と仲良くなれるチャンスもあります。
にいな
ペットについては以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
ペナン島でペットと行けるカフェや獣医さんなど、ペナン島でペットを飼う予定の方はぜひ参考にしてください。
【マレーシアのペット事情】ペナン島で犬猫と暮らす獣医からグルーミングなど
ペナン島にきてさみしかったことについて
ペナン島はとても住みやすく、今はここが自分の家だといい切れます。ペナンに来たことに後悔はありませんが、ひとつだけさみしいと感じることがあります。
これから海外に住む予定の人はいつか直面するかもしれないのでぜひお読みください。
私がペナン島に来てさみしく感じたことは、日本の親と会えないことです。親が元気でコロナもなかった頃は飛行機で自由に行き来ができるので、年に数回は会えました。
それでも子供の成長を見てもらえなかったり、会いたいときすぐに会えないのはいつもさみしく感じました。そして親が病気になって入院したり、介護生活になったときは精神的にかなりまいりました。海外移住するということはこのリスクをしっかり受け止めないといけないですね。
海外へ行く前に、いずれ来る親との別れについてしっかり考えてみてください。
【マレーシアペナン島の生活について】教育や食事、ペットのことなど現地在住者からお届けのまとめ
いかがでしたでしょうか。
マレーシアペナン島に住んでいる自分の体験から、いくつかの情報をシェアしました。
海外に住むと日本とは違う大変なところもありますが、それでもペナン島に来てよかったと思えるようペナン生活を楽しく過ごしたいです。そしてペナン島のどこかでお目にかかれることを楽しみにしています。
ペナン移住について、次の記事も書いています。
気になる方は、ぜひお読みください。
ペナン移住で失敗?知っておきたい独特の文化や失敗を避けるポイント