皆さんは、自分が暮らしている町を、子どもにどう紹介しますか。
わたしは1995年から、マレーシアのペナン島で暮らしています。
うちのモモとハッピーが、そのペナン島を案内してまわる絵本を作りました。
それが、『モモとハッピー〈マレーシア編〉』第5巻、そしてシリーズ完結巻となる「マレーシアの まち ペナン島」です。
この記事では、第5巻のあらすじと、実際にペナン島で暮らして感じてきたこと、読み聞かせのポイントをお伝えします。
この記事を読むポイント
- 絵本マレーシア編 第5巻「マレーシアの まち ペナン島」のあらすじ
- 30年以上ペナン島で暮らして感じてきた、島の素顔
- 読み聞かせで意識したいポイント
マレーシア編 第5巻「マレーシアの まち ペナン島」ってどんなお話?

『モモとハッピー〈マレーシア編〉』は、うちのモモとハッピーが、住んでいる国マレーシアを紹介してまわる絵本シリーズです。
第1巻の国全体の紹介から始まり、人、生きもの、クアラルンプールとめぐってきたシリーズの5巻では、わたしたちが実際に暮らしているペナン島を紹介しています。
あらすじ
ぼうしに水筒を持ったモモとハッピーが、「今日は、わたしたちの住む島、ペナン島を紹介するよ」と、コムタの展望台に立つところから物語がはじまります。
海に架かる長いペナン大橋。
ピンクや水色の建物がならぶ世界遺産の町なみ、ジョージタウン。まちかどにかくれたカラフルなウォールアート。
海の上に建つ木造の水上集落、チュー・ジェッティ。あざやかな青い外壁のチョン・ファッツィー邸。山の斜面に建つ極楽寺。
ケーブルカーで登るペナンヒル。
あかりのともる夜のホーカーどおり。
白い砂浜のバトゥ・フェリンギ。森の奥のドリアン農園。これらの場所を、モモとハッピーがひとつずつめぐっていきます。
最後は「わたしたちの住むペナン島って、ほんとうにいいところだね」というモモとハッピーの会話で、シリーズ全体が締めくくられます。
対象年齢とシリーズでの位置づけ
対象年齢は5歳から10歳ごろで、漢字にはすべてふりがなが付いています。
これまでの国全体・人・生きもの・クアラルンプールという広い視点から、わたしの暮らす島そのものへと視点を絞り込む1冊です。
実話|30年以上暮らして見えてきた、ペナン島の素顔
この絵本に描いた景色は、1995年からペナン島で暮らしてきた、わたし自身の日常がもとになっています。
にいな
世界遺産の町なみと、隠れたアート
ジョージタウンのパステルカラーの町なみは、2008年にユネスコ世界遺産に登録されました。
古い建物がそのまま今も使われていて、歩くだけで昔の時代にタイムスリップしたような気持ちになります。
2012年ごろから増えていったウォールアートを探しながら歩くのも、地元民にとっても飽きない散歩コースです。
海の上の集落と、青いお屋敷
チュー・ジェッティのような水上の集落は「クラン・ジェッティ」と呼ばれ、100年以上前から続いています。
今も実際に人がくらしていて、小さなお店もあります。
2026年9月5日に、この近くで大きな火事が発生しました。
マレーシアでも大きなニュースになりましたが、水上集落はは無事だったようです。
あざやかな青い外壁のチョン・ファッツィー邸は、インディゴブルーと呼ばれる染料の色で、空の光を受けてきらきらと輝いて見えます。
山と海、両方をあわせ持つ島
山の斜面に建つ極楽寺は、マレーシアでも大きなお寺のひとつです。
ペナンヒルはケーブルカーで山頂まで登れ、まちより涼しい風が吹いています。
かと思えば、白い砂浜のバトゥ・フェリンギでは、夕方になると空がオレンジ色に染まる海辺の景色が広がります。
ここの夕日は、いつ見ても息をのむ美しさです。
山も海も、そのどちらもバイクや車ですぐに行き来できる距離にあるのが、ペナン島の贅沢なところです。
におい立つ夜のホーカーどおり
「ペナン・フード」と呼ばれるこの島の食べものは、マレーシアの中でも特においしいと有名です。
夕方になるとホーカーどおりにあかりがともり、焼きそばや麺のスープ、甘いデザートのにおいがただよいはじめます。
この賑わいは、30年たった今でも歩くたびにわくわくします。
森の奥の、ドリアン畑
島の南側、バリック・プラウというところには、ドリアン畑が広がっています。
とげとげの大きな実が木になり、熟すとぽとりと地面に落ちてきます。
においは強いですが、いちど食べたらやみつきになる方も多い、マレーシアならではの果物です。
「くだものの王様」と呼ばれるこの果物も、島の暮らしに欠かせない一部です。
読み聞かせのポイントと、この巻で伝えたいこと

お子さんやお孫さんと読んでいただくことを想定して、意識したポイントをまとめます。
読み聞かせのポイント
- 場所の名前を声に出して読むと、地名に親しみを持ってもらえます
- 「行ってみたい場所はどこかな?」と問いかけながら読むと、旅の気分を楽しめます
- 写真や地図とあわせて見せてあげると、より具体的にイメージが広がります
この巻で大切にしたテーマ
第5巻でいちばん伝えたかったのは、「わたしの暮らす場所を、まるごと大切に思う気持ち」です。
観光地としての顔だけでなく、実際にそこで暮らす人の目線で見た島の魅力を、子どもにも分かる言葉で描きたいと思いました。
モモとハッピーとわたし自身が、この島でくらせることへの感謝を込めた1冊でもあります。
マレーシア編は、第1巻の国全体の紹介から始まり、第2巻で人、第3巻で生きもの、第4巻で首都クアラルンプールとめぐってきました。
第5巻でたどりつくのが、わたし自身の暮らす島だというのは、このシリーズを作りはじめたときから決めていた構成です。
大きな視点から、少しずつ身近な景色へとズームインしていく。そんな読み方をしていただけたら、シリーズ全体がより楽しめると思います。
書籍情報と購入方法
マレーシア編 第5巻「マレーシアの まち ペナン島」の基本情報は、以下のとおりです。
| タイトル | モモとハッピー〈マレーシア編〉第5巻「マレーシアの まち ペナン島」 |
| 著者 | 大井にいな |
| 対象年齢 | 5〜10歳ごろ(ふりがな付き) |
| Kindle版(電子書籍) | 500円 |
| ペーパーバック | 1,430円 |
| Kindle Unlimited | 対応(読み放題の対象です) |
| 言語 | 日本語版のみ(英語版は準備中) |
| Amazonリンク | 「マレーシアの まち ペナン島」からお読みいただけます。
*このリンクで購入できない方は、ご利用のAmazonから次のいずれかで検索ください。
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物語編の第1巻から続けて読みたい方は、犬と猫の絵本『モモとハッピー』全5巻|AIで作った読み聞かせ絵本【Kindle】もあわせてご覧ください。
マレーシア編の全巻はこちらで紹介しています。絵本『モモとハッピー』〈マレーシア編〉|犬と猫が案内する、マレーシアという国のお話
まとめ ― モモとハッピーと歩く、わたしの島ペナン
マレーシア編 第5巻「マレーシアの まち ペナン島」は、世界遺産の町なみから夜のホーカーどおりまで、わたしが実際に暮らすペナン島を1冊でめぐる巻です。
現地在住者として、観光地としての顔と、暮らす人だけが知る顔の両方を描きました。
- ジョージタウン・ウォールアート・チュー・ジェッティなど、島の名所を1冊でめぐれます
- 山と海、両方の景色を味わえる構成です
- 「暮らす場所をまるごと大切に思う気持ち」をテーマにしました
- 5〜10歳ごろのお子さんに、ふりがな付きでおすすめです
これでマレーシア編は全5巻。これからも続けてお届けする予定です。
ペナン島やマレーシアに興味がある方、移住や長期滞在を考えている方のご家庭で、ぜひシリーズを通して楽しんでいただけたらうれしいです。
どの巻から読みはじめても大丈夫な作りにしていますので、気になる巻からぜひ手にとってみてください。
