【3人を現地で育てた】マレーシア親子留学のリアル|費用・学校・後悔しない準備

マレーシア 子育て メリット

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「海外で子供を育てたい」
「英語を話せるようにしたい」

マレーシアが安くていいと聞いたけれど、海外で子育てって本当に大丈夫なのか不安ですよね。

マレーシアの親子留学は、英語環境と費用の面で今も有力な選択肢です。

ただし、成功するかどうかは「子どもに学校が合うか」と「日本語をどう保つか」で決まると思っています。

にいな

私は国際結婚で1995年からマレーシアに住み、3人の子どもをこの国で育てました。

地元の中華系小学校からインターナショナルスクールまで、実際に通わせています。

この記事は、留学エージェントの案内ではなく、3人を現地で育てた親としての実際の情報です。

この記事では、以下のことを紹介しています。

  • 親子留学にかかる費用(生活費・学費)の目安
  • インター・ローカル・中華系など、学校の選び方
  • 英語は本当に伸びるのか、そしてデメリットは何か

数字は2026年時点の目安です。

学費や為替は変わりますので、最新情報もあわせてご確認ください。

マレーシア親子留学のリアルは?

まず、全体像です。

マレーシアは、ロングステイ財団の希望国調査で長年1位に選ばれてきた、ずいぶん前から移住人気の高い国です。

近年はMM2Hビザの条件変更で退職世代は減り、代わりに子どもの教育のために学生ビザで親子留学する若い家族が増えています。

親日的で、英語教育が充実している

マレーシアは多民族国家で、外から来た人をすんなり受け入れる空気があります。

共通語は英語で、都市部ではほとんどの人が英語を話します。

子連れで歩いていると、知らない人が気軽に声をかけてくれます。

レストランで子どもが泣いても、笑ってあやしてくれる人はいても、嫌な顔をする人はまずいません。

物価は上がったが、現地に根ざせばまだ安い

マレーシアの物価は年々上がり、以前ほどのお得感はありません。

それでも、現地に根ざした暮らしなら、日本よりずっと安く生活できます。

具体的な金額は次の章で表にまとめます。

親子留学の費用は月いくら?(生活費+学費)

親子留学の費用は、大きく「生活費」と「学費」に分かれます。

順番に見ていきます。

生活費の目安(現地に根ざした暮らし・親1人分)

ペナン島で、現地になじんだ暮らしをした場合の1か月の生活費です。

家賃と通信費は、夫婦や親子なら頭割りできます。

項目月額(RM)月額(約・円)
家賃(プールなど設備つきコンドミニアム)RM1,800約72,000円
水道・光熱費RM250約10,000円
食費RM1,000約40,000円
インターネット・通信費RM320約12,800円
交通費RM150約6,000円
合計RM3,520約140,800円

※価格は2026年時点の目安です。為替レートの変動により日本円換算額は変わります(上記は1RM=40円で計算)。屋台のローカル食なら1食RM5ほどですが、日本人が毎食それで我慢し続けるのは難しく、食費は絞りすぎないほうがよいです。夫婦2人での生活費の内訳は、こちらの記事で詳しく公開しています。

【在住30年】マレーシアの生活費は月いくら?ペナン島の家計簿を公開|2026年版

学費の目安

学費は、学校の種類で大きく変わります。

マレーシアはイギリス領だったため、イギリス系のインターナショナルスクールが多く、IGCSE(イギリスの義務教育卒業資格)に向けた学習をします。

インターの学費は、日本のインターの半額ほどといわれていましたが、今はかなり上がってきています。

学校の種類年間の学費の目安メモ
地元のローカル校(中華系・マレー語系)授業料はほぼ無料だが、制服や課外活動、スクールバスなどの費用がかかる学生ビザでの留学は原則、私立かインター
ペナンの私立校(外国人):年間 約 RM 8,000 〜 RM 12,000 前後ローカルとインターの中間
ペナンのインターナショナルスクール(イギリス系)約RM20,000~90,000IGCSE対応

大学まで視野に入れるならツインプログラム

大学進学では、ツインプログラムという選択肢があります。

生活費の安いマレーシアで数年学び、最後の1、2年だけイギリスやオーストラリアの大学へ行く仕組みです。

授業料も生活費もかなり節約できます。

学校選びはどうする?(インター・ローカル・中華系)

マレーシア 教育

マレーシアの教育は、選択肢の多さが魅力です。

保育園・幼稚園の時点で、英語系・中国語系・マレー語系・タミール語系の4言語から選べます。

方針も、体を動かして学ぶシュタイナー式から、塾のように勉強させる学校まで、幅があります。

わが家の3人はローカル校から始めた

うちの3人の子どもは、小学校は地元の中華系小学校でした。

その後は、一人ひとりの得意や興味に合わせて、違う学校に移りました。

言語もカリキュラムも子どもごとに選べるのが、マレーシアの教育のいいところです。

どの学校でも英語が土台になる

どの種類の学校に入るにしても、英語は基本です。

お子さんの年齢にもよりますが、英語ができないと、勉強でもお友だち作りでもハンデになります。

マレーシア留学を決めたら、できるだけ日本にいるうちから英語力をつけて来ることをおすすめします。

英語は本当に伸びる?

親子留学の最大の目的が、英語という方も多いと思います。

結論として、子どもの英語はかなりの確率で日本の公立学校に行くより伸びます。

ただし、条件があります。

「英語の耳」ができるのは12歳ごろまで

日本語と英語では、母音の数も周波数も違います。

英語の音を聞き分ける耳ができるのは、12歳ごろまでといわれています。

この時期に英語の学校に入れると、家庭で必死に英語環境を作らなくても、自然に英語が身につきやすいのです。

子どもは、学校で使う言葉にいちばん強く影響を受けるからです。

マレーシアの英語レベルは高い

マレーシアの英語には独特のアクセントがあり、「マングリッシュ」と笑われることもあります。

ですが、英語力の指標では日本よりかなり上位です(下は2025年版のデータ)。

指標(2025年)日本マレーシア
EF EPI 英語能力指数(世界順位)96位24位
TOEFL 平均スコア73点90点

※出典はEF EPI・ETS(TOEFL)の公表データ。数値は2025年時点のものです。

マングリッシュで育ったうちの子も、英語圏のオーストラリアへ留学・ワーキングホリデーに行き、問題なく生活しています。

子どもの食事は大丈夫?

親子留学で見落としがちなのが、子どもの毎日の食事です。

マレーシアは辛い料理も多いですが、子どもが食べられるものもたくさんあります。

辛くない現地食も、日本食レストランもある

チキンライスや点心、フライドヌードルなど、辛くないローカル食は豊富です。

日本食レストランやスーパーの日本食材もありますが、値段は日本の2〜3倍します。

子連れでの外食のコツや、子どもが食べられる料理は、こちらの記事にまとめています。

マレーシアは子連れで外食しやすい国!子どもが食べられる料理と注意点

海外で子育てするメリットは?

マレーシア 子育て

私が3人を海外で育ててよかったと思うのは、英語だけではありません。

英語が自然に身につく

前述のとおり、英語の学校に入れれば、生活そのものが英語になります。

親が家庭で頑張らなくても、子どもは自然に英語を覚えていきます。

自分に自信のある子になる

マレーシアの子は、自分に自信を持っています。

「私なんて」と謙遜する文化がなく、できることをはっきり口に出します。

そういう環境で育つと、子どもも自分の長所を素直に言えるようになります。

海外では、謙遜はほとんど通じません。

多様な価値観を受け入れられる

マレーシアは多民族国家で、民族ごとに価値観が違います。

その中で育つと、「人はそれぞれ違っていい」という感覚が自然に身につきます。

柔軟な考え方は、これからの時代の大きな財産になります。

マレーシア親子留学のデメリット・後悔しやすい点は?

マレーシア 子育て デメリット

いいことばかりではありません。

私自身がデメリットに感じたことも、正直にお伝えします。

日本語が完璧にならないことがある

うちの3人に、日本語ネイティブはいません。

子どもは学校の言葉に強く影響されるため、日本語学校以外に通わせる場合、日本語を保てるかは親の方針と努力しだいです。

日本語を完璧にと望むなら、家庭で徹底した日本語環境を作る覚悟が必要です。

日本の社会になじみにくくなることがある

海外で育ち、英語が話せて自己主張がはっきりしていると、日本の社会では「浮く」ことがあります。

周りと違うことを気にしない、強い意志を持った子に育てる意識が要ります。

孤独や、子どもに合わないリスク

日本の家族に会えない寂しさ、海外での孤独もあります。

そして、マレーシアの教育がすべての子に合うわけではありません。

親の気持ちだけを押しつけず、子どもがつらそうならすぐ帰国するくらいの気持ちで、まずはホリデースクールの短期から試すのもひとつの方法です。

まとめ:親子留学で後悔しないために

にいなライフ

マレーシアの親子留学は、英語環境と費用の面で今も有力な選択肢です。

長期滞在ビザが取りやすく、親日的で、教育の選択肢も豊富です。

一方で、日本語の維持、日本社会とのギャップ、子どもとの相性という課題もあります。

大事なのは、親の理想を押しつけないことと、日本にいるうちから英語の準備を始めておくことです。

私自身、寂しくて泣いたことも何度もありました。

それでも今は、3人をマレーシアで育てられて本当によかったと思っています。

子どもの英語に ― 絵本『モモとハッピー』英語版

親子留学では、子どもが英語で育っていきます。

私は、ペナン島で暮らす犬のモモと猫のハッピーを主役にした読み聞かせ絵本『モモとハッピー(Momo and Happy)』の英語版・全5巻を、Kindleで出版しました。

やさしい英語で書いた、3〜6歳ごろのお子さん向けの一冊です。

渡航前の英語の導入にも、現地での親子の読み聞かせにも使えます。

日本語版も全5巻そろっていますので、「まずは日本語で」というご家庭にも安心です。

Kindle Unlimitedなら追加料金なしで読めます。

犬と猫の絵本『モモとハッピー』全5巻|AIで作った読み聞かせ絵本【Kindle】