皆さんは、自分の住んでいる国のことを、子どもにどう説明しますか。
私は30年以上、マレーシアのペナン島で暮らしています。
そのマレーシアという国そのものを、うちのモモとハッピーに紹介してもらう絵本を作りました。
それが、『モモとハッピー〈マレーシア編〉』第1巻「マレーシアって どんな くに?」です。
この記事では、第1巻のあらすじと、実際のマレーシアでの暮らしから感じてきたこと、読み聞かせのポイントをお伝えします。
この記事を読むポイント
- 絵本マレーシア編 第1巻「マレーシアって どんな くに?」のあらすじ
- 30年以上マレーシアに暮らして感じてきた、実際の景色
- 読み聞かせで意識したいポイント
マレーシア編 第1巻「マレーシアって どんな くに?」ってどんなお話?

『モモとハッピー〈マレーシア編〉』は、うちのトイプードルのモモと茶トラ猫のハッピーが、自分たちの住んでいる国マレーシアを紹介してまわる、新しい絵本シリーズです。
その1巻目にあたるのが、今回ご紹介する「マレーシアって どんな くに?」です。
あらすじ
まどべに並んで外をながめるモモとハッピーが、「今日はこの国のおはなし」と話しはじめるところから、絵本ははじまります。
一年中つづく夏のような気候、夕方にふるスコール、雨あがりの大きな虹。緑のジャングルと、きらめく海。雲にとどきそうな高層タワーのとなりに、昔ながらのお店がならぶ町のようす。
いろんな民族が、ちがう言葉であいさつしながら、いっしょにくらすにぎやかな町を、モモとハッピーの目線でめぐります。
1見開きごとに「まめちしき」が付いているのも、この絵本の特徴です。
物語を楽しみながら、マレーシアの気候や文化について、自然と知識が増えていく作りにしました。
最後は「ちがうって、すてき」というモモとハッピーの気づきで締めくくられます。
ちがいをこわがるのではなく、面白がる。そんな視点を、物語の中にそっと込めています。
対象年齢とシリーズでの位置づけ
対象年齢は5歳から10歳ごろで、漢字にはすべてふりがなが付いています。
マレーシア編の中では、シリーズの入り口となる最初の1冊です。読む順番に迷ったら、まずこの第1巻から手に取っていただくのがおすすめです。
すでに出版している〈物語編〉は0〜6歳向けのやさしい生活絵本でしたが、〈マレーシア編〉は少し年齢が上のお子さんも対象にした、知識と物語をかけ合わせた作りにしています。
両方のシリーズを読みくらべていただくのも、楽しみ方のひとつです。
実話|30年以上のマレーシア暮らしから見えてきた景色

この絵本に描いた景色は、空想ではありません。1995年からマレーシア・ペナン島で暮らしてきた、私自身の実感がもとになっています。
スコールと虹のある毎日
マレーシアの雨は、しとしと降るものではありません。
夕方になると、ザーッと短く激しく降って、また晴れる。そのあとに、大きな虹がかかることもよくあります。
この移り変わりの早い空模様は、住んでみてはじめて実感する、マレーシアらしさのひとつです。
いろんな人が、いっしょにくらす町
マレー系・中華系・インド系など、いろんな民族の人たちが、ちがう言葉であいさつしながら暮らしている。
この光景は、毎日の買い物や散歩の中で、当たり前のように目にしてきたものです。
絵本の中のにぎやかな町の場面は、実際にペナン島の通りで感じてきた空気を、そのまま描いています。
雲にとどきそうなタワーと、昔ながらのお店
マレーシアには、雲にとどきそうな高層タワーが立ちならぶ大都会の顔があります。
その一方で、昔ながらの小さなお店が今も現役で営業している下町の顔もあります。
この対照的な2つの顔が、すぐそばに同居しているのが、マレーシアらしいところです。
絵本でも、この2つの景色をならべて描きました。
屋台から ただよう、いいにおい
ぴりっと辛い麺、あまいデザート、屋台からただよういいにおい。
マレーシアの町を歩いていると、いつもどこかから食べもののにおいがしてきます。
買い物や散歩のたびに感じてきた、この五感で楽しむ町の雰囲気も、絵本の中に散りばめています。
読み聞かせのポイントと、この巻で伝えたいこと
お子さんやお孫さんと読んでいただくことを想定して、意識したポイントをまとめます。
読み聞かせのポイント
- 各見開きに付いている「まめちしき」も、ぜひ声に出して読んであげてください
- 「マレーシアって、どんな国だと思う?」と問いかけながら読むと、お子さんも一緒に考えながら聞けます
- 漢字にはすべてふりがなが付いているので、自分で読みはじめたお子さんの音読にも向いています
- 読み終えたあと、地図でマレーシアの場所を一緒に探してみるのもおすすめです
〈物語編〉が0〜6歳向けのやさしいひらがな絵本だったのに対し、〈マレーシア編〉は少し年齢が上のお子さんでも、知識欲を満たしながら楽しめる内容になっています。
この巻で大切にしたテーマ
第1巻でいちばん伝えたかったのは、「ちがうって、すてき」という気持ちです。
気候も、人も、食べものも、日本とはまったくちがうマレーシア。そのちがいを、こわいものではなく、わくわくする発見として描きたいと思いました。
海外に住んでいる方、これから住んでみたいと思っている方にも、この本を通してマレーシアの空気を感じていただけたらうれしいです。
ガイドブックに載っているような情報だけでなく、実際にここで30年以上を過ごしてきた人間だからこそ描ける肌ざわりを、この1冊に込めたつもりです。
お子さんが将来、実際にマレーシアを訪れるきっかけになったら、これほどうれしいことはありません。
書籍情報と購入方法
マレーシア編 第1巻「マレーシアって どんな くに?」の基本情報は、以下のとおりです。
| タイトル | モモとハッピー〈マレーシア編〉第1巻「マレーシアって どんな くに?」 |
| 著者 | 大井にいな |
| 対象年齢 | 5〜10歳ごろ(ふりがな付き) |
| Kindle版(電子書籍) | 500円 |
| ペーパーバック | 1,430円 |
| Kindle Unlimited | 対応(読み放題の対象です) |
| Amazonリンク | 「マレーシアって どんな くに?」からお読みいただけます。 *このリンクで購入できない方は、ご利用のAmazonから次のいずれかで検索ください。
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この絵本の英語版もあります。お子さんの英語学習にお使いください。英語版は、「What Kind of Country Is Malaysia?」で購入いただけます。
物語編の第1巻から続けて読みたい方は、犬と猫の絵本『モモとハッピー』全5巻|AIで作った読み聞かせ絵本【Kindle】もあわせてご覧ください。
マレーシア編の全巻はこちらで紹介しています。絵本『モモとハッピー』〈マレーシア編〉|犬と猫が案内する、マレーシアという国のお話
まとめ ― モモとハッピーが案内する、わたしの住む国
マレーシア編 第1巻「マレーシアって どんな くに?」は、うちのモモとハッピーが、自分たちの住んでいるマレーシアという国を紹介する物語です。
30年以上暮らしてきた実感をもとに、気候や町のにぎやかさを描きました。
- 気候・自然・町のようすなど、マレーシアの基本を1冊でめぐれます
- 1見開きごとの「まめちしき」で、遊びながら知識が身につきます
- 5〜10歳ごろのお子さんに、ふりがな付きでおすすめです
- 全4巻+制作中の第5巻へと続く、マレーシア編の入り口です
シリーズは全5巻を予定しており、この後も少しずつ続きをご紹介していきます。
続編もあわせて楽しみにしていただけたらうれしいです。
そして、マレーシアに興味がある方、移住や長期滞在を考えている方のご家庭にも、お子さんと一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。

