「マレーシアの物価は日本より安い!」
「マレーシアの生活費は、日本の1/3」
このようにテレビなどで紹介されたのを見て、長期滞在や親子留学をお考えてですか。
確かにマレーシアの物価は日本より安い物が多いです。
安い生活を心がければ、2人で月10万円ぐらいでやっていくことは、十分可能です。
しかし日本人が本当にそういう生活がでるのかとなると、そこは疑問が残ります
にいな
この間、マレーシアの物価はどんどん上がっています。
そしてマレーシアの生活水準も、どんどん上がっているのを目の当たりにしてきました。
給料格差の大きいマレーシアですから、もちろん貧困層もいます。
でも日本人が暮らすクアラルンプール、ペナン島などの都市部では、信じられない裕福層がたくさんいます。
そんな中で、マレーシアの物価は安いと聞いて、日本から移住してきて「現地の人より節約する生活ができるのかな?」という疑問を感じます。
マレーシアの最近の物価事情について、専門家ではないですが在住者の生情報として参考にしてください。
マレーシアの物価からローカルの生活事情を知る

マレーシアで安く住めるかは、どこまでローカル生活になじめるかが大きなカギとなります。
先ほどもお伝えしたように、マレーシアの給料格差はかなり大きいです。
そのため低賃金の人でも生活していけるし、高収入の人が楽しむ場所もたくさんあります。
以下のような生活なら、マレーシアはかなり安く過ごせます。
・安い住居に住む
・毎日の食事は朝市で買ってきた安い食材で自炊
・外食はローカル屋台
・ゴルフなどの娯楽はなし
・無料の市内バスをお出かけ
・無料または安いローカル向けアクティビティ(太極拳やズンバなど)に参加
あなたは、このような生活ができますか?
わたしの住むペナンへ移住して、失敗だったといわれたお話をこちらの記事でまとめました。
ペナン移住に興味のある方は、ぜひお読みください。
ペナン移住で失敗?知っておきたい独特の文化や失敗を避けるポイント
マレーシアの物価が安い理由

マレーシアの物価が日本より安いのには、次のような理由があります。
・マレーシアには補助金制度がある
・人件費が安い
まずマレーシアは資源がたくさんあって、油が採れるんですよ。
なのでガソリン代はすごく安く、今1リットル60円前後です。
また、マレーシア政府は、いくつかの項目に補助金を出しています。
今までガソリンも補助金が出ていましたが、これはなくなりました。
それでも生活に欠かせないお米、砂糖、油などに補助金が出ていて、安く購入できます。
この補助金の恩恵は、外国人でも受けられますので、ありがたいです。
そして、マレーシアではたくさんの外国人労働者が、安い賃金で働いています。
そういう方たちのおかげで、人件費が安く抑えられ、物が安く売れるんですね。
日本人が安く生活するときの費用

私の考える、日本人がなんとかペナン島で安く生活できる費用は、2人の生活だと、1ヶ月10万円ほどです。
内訳は、下記を参考にしてください。
| 安いコンドミニアム(クアラルンプールだとRM2,000以上はします) | RM1,800 |
| 食費(たまに外食も含めて) | RM1,000 |
| 光熱費(ネット代含む、これは外せない) | RM500 |
| 交通費や雑費 | RM300 |
| 合計 | RM3,600 |
RM1=27円で計算すると、97,200円ですね。
コンドミニアムと光熱費は、夫婦でも単身でも同じ。
食費や雑費は2人分。
もちろん個人差はありますので、これはあくまでも目安です。
これを見て「やはりマレーシアの物価は安い!」と思いますか。
ただし、こちらは日本人がある程度切り詰めた生活をしたときの費用です。
格差社会のマレーシアでは、質素な生活をしている人もたくさんいます。
でも驚くほど優雅な生活をしている人は、それと同じぐらいいるんです。
日本人が住むような都会だと、優雅な人の方が多いかもしれません。
にいな
マレーシアのコンドミニアムの賃貸で失敗しないための記事も書きました。興味のある方はこちらの記事も是非どうぞ!
マレーシアの優雅な生活とは

マレーシアで、優雅な生活というと次のようなことが考えられます。
・日本では住めないようなプール付きの広いコンドミニアム
・ゴルフ三昧、スパ三昧
・近隣諸国への小旅行
コンドミニアムもゴルフもスパも、日本より安いです。
マレーシアの格安航空機、「エアアジア」を使えば、旅行も安くいけます。
にいな
・屋台の現地風ラーメンは、130円ほどで食べられますが、日本食レストランで日本のラーメンを食べると、一杯1,000円近くします。
・マレーシアのコーンフレークは、300円弱で買えますが、日本のフルグラは輸入品なので、1,000円強します。
自分たちは現地風のラーメンで大丈夫、コーンフレークも現地ので十分と、覚悟を決めているかもしれません。
しかし、日本人として日本の味が食べたくなりませんか?
ずっと我慢していると余計に食べたくなってきます。
うちの家族は、みんなマレーシア生まれのマレーシア育ちです。
それでも、たまには本格日本食を食べたいといいます。
日本で生まれ育ち、人生のほとんどを日本で過ごしてきた人が、現地の食事だけで過ごせますか。
そしてゴルフやスパだって、日本よりは安いといってもお金はかかります。
ペナンのゴルフ場について、まとめた記事を出しました。
興味のある方はこちらの記事もお読みください!
マレーシア・ペナン島でゴルフを楽しむなら!おすすめゴルフ場4選
そして、海外まで来て、さまざまな楽しみを我慢し、現地の人より質素な生活を送るのは、本当に覚悟が必要です。
マレーシアで優雅な生活を望むのなら、それなりの余裕をもって来ないと、逆にみじめに感じてしまうのではないでしょうか。
マレーシアで本当の優雅な生活とは
私はマレーシア移住では、生活の優雅さというより、精神的な優雅さが感じられると思っています。
それはまだ先進国の日本に憧れてくれている方が多く、日本人は優遇してくれることが多いからです。
「日本人にコンドミニアムを貸したい」というオーナーさんはたくさんいます。
「日本に旅行したいから、日本語教えて」といわれることもよくあります。
日本人というだけで、気分良くしてくれるのは、住んでみると本当に居心地がいいんです。
そんな日本にしてくれたご祖先様に感謝し、マレーシアの人の温かさに感謝の気持ちが湧いてきます。
そして、時間を気にしないマレーシアの人たちと生活していると、時間がのんびり過ぎていきます。
日本の忙しさから、現地ののんびりに慣れると、かなり精神的にゆとりが出てくるのです。
そんなときこそ、「ああ、マレーシアいいなあ」と思えるのではないでしょうか。
そして、現地の人と仲良くなれば、さらに深くマレーシアを知ることができて、もっと居心地がよくなります。
そのためには、コミュニケーションを取るための英語力が大切ですよね!
マレーシア移住を考えるなら、まずは気軽にできる英語学習からはじめてみてはいかがですか?
【マレーシア移住に英語は必須!】英語が苦手な方の英語を好きになる方法をご紹介
【マレーシアの物価】生活費が安いからと移住すると失敗する理由のまとめ

この記事は、決してマレーシア移住を考えている人に、水を差すわけではありません。
お子さんの教育などを考えて、海外移住を決めるのは、すごい勇気だと思うし、きっとお子さんの将来に役に立つと思います。
ただ、メディアの情報に「えっ?」という事が多いので、実際に住んでいる感想を書いてみました。
マレーシアの多くの物価は、まだ日本と比べて安いのは間違いありません。
現地に溶け込んで生活できれば、安く楽しく暮らすことは、いまのところまだ可能です。
実際にそういう生活をされている方もたくさんいらっしゃいます。
そして時々贅沢すれば、それなりに優雅な気分で生活をおくれるでしょう。
マレーシアの物価が日本人にとってすべて安いとは思いませんが、治安も良く親日家で適当にゆるいマレーシアは、本当に住みやすいところです♪
マレーシア移住を迷っている方に、こちらの記事が参考になれば幸いです。
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