絵本『モモとハッピー』マレーシア編 第7巻|犬と猫がごはん料理を食べ歩きするお話【マレーシアの ごはんりょうり】

モモとハッピー マレーシア

※本サイトにはプロモーションが含まれているページがあります。

マレーシアに来て、「ごはん料理がこんなに種類豊富だとは思わなかった」と感じたことはありませんか。

マレーシアのペナン島で暮らす、犬のモモと猫のハッピーが、マレーシアのごはん料理を食べ歩きする絵本を作りました。

それが、『モモとハッピー〈マレーシア編〉』第7巻「マレーシアの ごはんりょうり」です。

この記事では、第7巻のあらすじと、8つのごはん料理、手で食べる文化の描き方、読み聞かせのポイントをお伝えします。

この記事を読むポイント

  • 絵本マレーシア編 第7巻「マレーシアの ごはんりょうり」のあらすじ
  • 登場する8つのごはん料理と、ペナン島で暮らして感じるお米の世界
  • 手で食べる文化を絵本でどう描いたか、読み聞かせで意識したいポイント

マレーシア編 第7巻「マレーシアの ごはんりょうり」ってどんなお話?

モモとハッピー マレーシア

『モモとハッピー〈マレーシア編〉』は、うちのモモとハッピーが、住んでいる国マレーシアを紹介してまわる絵本シリーズです。

第1巻の国全体、第2巻の人、第3巻の生きもの、第4巻のクアラルンプール、第5巻のペナン島、第6巻の麺料理とめぐってきて、第7巻のテーマは「ごはん」です。

あらすじ

あさの市場に、ごはんの蒸れる甘いかおりが流れてきます。「マレーシアの ごはんは、いろんな 種類が あるんだって」と、モモとハッピーは「ほかほか ごはんを 食べに、しゅっぱつだ」と歩きだします。

2匹が出会うごはん料理は、全部で8つです。ひとつの見開きにひとつずつ、紹介していきます。

  • ナシレマ:ココナツミルクで炊いた白いごはんに、辛いサンバルソースとカリカリの小魚
  • チキンライス:鶏のだしで炊いた、つやつやのごはんに、やわらかい蒸し鶏
  • ナシゴレン:まっかなソースで炒めた、あつあつのごはん
  • ナシ・カンダー:大きな鍋がずらりと並ぶお店で、好きなおかずをかけてもらう
  • バナナリーフ・カレー:バナナの葉っぱをお皿にして、手でまぜて食べる
  • クレイポット・チキンライス:土鍋でぐつぐつ炊いた、おこげのごはん
  • ナシ・ケラブ:花の色でそめた、青いごはん
  • ナシ・チャンプル:ガラスケースのおかずから、好きなものを選んでのせてもらう

最後は、おなかがぽんぽこりんになった2匹が、「マレーシアのおいしい旅は、まだ続くよ」と手を振って終わります。

対象年齢とシリーズでの位置づけ

対象年齢は5歳から10歳ごろで、漢字にはすべてふりがなが付いています。

1冊で完結するお話なので、マレーシア編のどの巻から読みはじめても大丈夫です。

日本語版のほかに、同じ絵で英語の文章が読める英語版『Malaysian Rice Dishes: A Warm and Steamy Journey』もあります。

お子さんの英語学習にも使えます。

実話|ペナン島で暮らして見えてきた、ごはんの世界

この絵本に出てくるごはん料理は、観光ガイドで調べて集めたものではありません。

私がペナン島で暮らしてきたなかで、何度も目にし、口にしてきた料理ばかりです。

お米が主役の国、マレーシア

マレーシアは、あたたかくて雨も多い国です。だから、お米がよく育ちます。

料理の名前に「ナシ」とつくものが多いのは、マレー語で「ナシ」が「ごはん」という意味だからです。

絵本の最初の見開きにも、このまめちしきを入れました。

「ナシ」の意味がわかると、ナシレマ、ナシゴレン、ナシ・チャンプルと、名前のつながりが見えてきます。

「ゴレン」は「炒める」という意味なので、ナシゴレンは「炒めごはん」です。

ことばを組みあわせると料理の名前になる、という面白さも、子どもに伝えたかったところです。

ナシレマとナシ・カンダー、どちらも朝や昼の定番

ナシレマは、マレーシアの国民的な朝ごはんとして知られています。

ココナツミルクで炊いたごはんに、辛いサンバルソース、カリカリの小魚、ピーナッツ、ゆでたまご、きゅうりがのっています。

ナシ・カンダーは、ペナン島でもよく知られた料理です。

お店には大きな鍋がずらりと並び、好きなおかずを指さすと、ごはんの上にたっぷりかけてくれます。

具材の上に何種類もの濃厚でスパイシーなカレー汁をご飯全体にたっぷりとかける「汁だく」スタイルが特徴です。

「どれにしようかな」と迷う時間も楽しいところを、絵本の中でもそのまま描きました。

ナシ・チャンプルや経済飯は、自分だけの一皿

ガラスケースにおかずがずらりと並び、好きなものを少しずつ選んで、ごはんにのせてもらう。

それがナシ・チャンプルです。「チャンプル」はマレー語で「まぜる」という意味です。

炒め物や揚げ物、サンバルなど多様なおかずをご飯の周囲にバランスよく盛り付けて楽しむ家庭的な一品です。

野菜、たまご、魚、から揚げと、選ぶおかずで一皿がまったく変わります。

絵本では「じぶんだけの とくべつな 一皿の できあがり」という言葉にしました。

ナシカンダーとナシチャンプルはどちらもご飯におかずを乗せるぶっかけ飯ですが、味付けの文化が異なります。

ナシカンダーはインド系マレーシア料理で、ナシチャンプルはマレーやインドネシアの伝統料理、そして経済飯が中華系のぶっかけ飯です。

手で食べる文化を、やさしく描くために

第7巻でいちばん気をつかったのは、バナナリーフ・カレーの見開きです。

手で食べる食べ方は、マレーシアのたいせつな食文化のひとつだからです。

バナナの葉っぱをお皿にして、手でまぜて食べる

モモとハッピー マレーシア

バナナリーフ・カレーでは、大きなバナナの葉っぱがお皿になります。

その上にごはんとカレー、野菜がのり、手でまぜて食べるスタイルです。

絵本では、「手で食べると、もっとおいしく かんじるね」という言葉で、楽しい食べ方として描きました。

食べ終わったら、葉っぱを自分のほうに折りたたむのが「ごちそうさま」のあいさつだということも、まめちしきで紹介しています。

私はいまだにうまく手で食べられず、いつもスプーンとフォークを使っています。

宗教や家庭のちがいにも配慮して

マレーシアは、中華系、マレー系、インド系の人たちがいっしょに暮らす国です。

宗教や家庭によって、食べるものも、食べ方もちがいます。

そのため、第7巻では、特定の食べ方をすすめる書き方はしていません。

巻末の「おとなの方へ ごあいさつ」にも、この考えを書きました。

実在のお店の名前やロゴは入れない

食べものの絵本なので、屋台やお店の看板も描きます。

ただし、実在のお店の名前やロゴは入れず、看板は雰囲気だけを描いています。

火や湯気も、こわく見えないように、楽しそうな雰囲気で描きました。

食べ物を残したり、こぼしたりする描写もしていません。

読み聞かせのポイントと、この巻で伝えたいこと

お子さんやお孫さんと読んでいただくことを想定して、意識したポイントをまとめます。

読み聞かせのポイント

  • 「ぐつぐつ」「もわっ」など、ごはんの音と湯気の言葉を声に出して読むと盛り上がります
  • 「どのごはんがいちばん食べたい?」と問いかけながら読むと、会話が広がります
  • 青いごはん(ナシ・ケラブ)の見開きでは、「どうして青いのかな」と聞いてみてください。バタフライピーという花の色だと、まめちしきに書いています
  • 各見開きの「まめちしき」を読むと、料理の名前の意味まで楽しめます

この巻で大切にしたテーマ

第7巻でいちばん伝えたかったのは、「おなじ おこめから、こんなに たくさんの 料理が うまれる」ということです。

ココナツミルクで炊く、色をつける、おかずを選ぶ、手で食べる。食べ方の数だけ、楽しい気持ちが生まれます。

マレーシアのごはんは、みんなの笑顔のもと。食べものを通して、文化のゆたかさや多様性を、やさしく肯定的に知ってもらいたい。

そんな思いで作った1冊です。

書籍情報と購入方法

マレーシア編 第7巻「マレーシアの ごはんりょうり」の基本情報は、以下のとおりです。

タイトル モモとハッピー〈マレーシア編〉第7巻「マレーシアの ごはんりょうり」
著者 大井にいな
対象年齢 5〜10歳ごろ(ふりがな付き)
Kindle版(電子書籍) 500円
ペーパーバック 1,430円
言語 日本語版/英語版あり(英語版のタイトルは Malaysian Rice Dishes: A Warm and Steamy Journey)
Amazonリンク 「マレーシアの ごはんりょうり」からお読みいただけます。

*このリンクで購入できない方は、ご利用のAmazonから次のいずれかで検索ください。

  • ASIN: B0GZ4ZBNPT
  • マレーシアの ごはんりょうり: モモとハッピー〈マレーシア編〉

物語編の第1巻から続けて読みたい方は、犬と猫の絵本『モモとハッピー』全5巻|AIで作った読み聞かせ絵本【Kindle】もあわせてご覧ください。

マレーシア編の全巻はこちらで紹介しています。絵本『モモとハッピー』〈マレーシア編〉|犬と猫が案内する、マレーシアという国のお話

まとめ ― モモとハッピーと食べ歩き、マレーシアのごはんの旅

マレーシア編 第7巻「マレーシアの ごはんりょうり」は、ごはん料理8種を、モモとハッピーといっしょにめぐる1冊です。

ペナン島で暮らす中で何度も目にしてきた料理を、子どもにも伝わる言葉とやさしい絵で描きました。

  • ナシレマから、青いごはんのナシ・ケラブまで、8つのごはん料理を1冊で味わえます
  • 手で食べる文化も、楽しい食べ方としてやさしく紹介しています
  • 「ごはんの数だけ、食べ方がある」という、多様性のやさしい入口です
  • 5〜10歳ごろのお子さんに、ふりがな付きでおすすめです

マレーシアのごはんに興味がある方、お子さんと世界の食文化を楽しみたい方のご家庭で、ぜひ読んでいただけたらうれしいです。

どの巻から読みはじめても大丈夫な作りにしていますので、気になる巻からぜひ手にとってみてください。

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